「髪の毛にツヤが欲しい」「傷みを軽減させたい」と考えている方は多いと思います。髪の毛がきれいだと、ヘアスタイルがしっかりと決まりますし、若々しく健康的に見えますよね。そこで注目したいのが、髪の乾かし方。実は乾かし方一つで、髪にダメージを与えることもあれば、美髪も作れます。今回は、正しい髪の乾かし方のコツを紹介しています。
1.髪に優しいドライヤーを選ぶ
髪に優しいドライヤーを選ぶポイントは、「風量」「温度」「ケア機能」の3つです。髪は熱に弱い、という性質があるため、なるべく低く強い温風で素早く乾かす必要があります。風量の強い、2.0㎥/分以上のものがおすすめです。温度は、100度前後が主流ですが、できれば60度ほどのものを選びましょう。強風のものはその分、温度があまり上がらないことが多いので、まずは風量を確認するとよいでしょう。また、マイナスイオンが出たり、 セラミックスを内蔵していたり、ケアを重視したドライヤーも販売されています。少し高価になりますが、毎日使うものなので、ちょっと奮発してみても損はありません。
2.乾かす前にしっかりとタオルドライをする
ドライヤーの使用時間を短くするためにも、洗髪後にしっかりとタオルドライをし、水分をできる限り取ることが重要です。濡れた髪は摩擦が起きやすく、ゴシゴシとタオルで拭くと、髪同士がこすれてダメージを受けてしまいます。そこで、髪を握って水分を絞った後にタオルで包み込み、トントンと上から下に向かって叩いて、タオルに水分を吸収させてください。柔らかい厚手のタオルや、吸水性の高いマイクロファイバータオルがおすすめです。
- アウトバストリートメント（洗い流さないタイプのトリートメント）を使う
タオルドライの後は、キューティクルをコーティングするために、アウトバストリートメントをつけます。これをつけることで、内部の水分が蒸発しにくくなる、表面を熱から守る、といった効果を得られます。
アウトバストリートメントには、いくつか種類があります。オイルタイプは、伸びがよく、ツヤが出やすいです。ミストタイプは、さっと吹きかけられるので使い勝手が良い反面、保湿性は低いので、パサつきが酷い人にとっては、少々物足りなさを感じることでしょう。ミルクタイプは、油分と水分量のバランスがよく、軽い付け心地です。パーマの人は、ムースタイプがおすすめです。自分の髪質や、仕上がりの好みに合わせて選んでください。
- 根元から毛先に向かって乾かす
いよいよドライヤーを使います。まずは、髪が重なって乾きにくい根元から乾かしていきましょう。ドライヤーは20cmほど離し、髪の毛を手で少し持ち上げながら、しっかりと乾かしていきます。このとき、ドライヤーを下から上に向かってあてることで、髪の毛がふわっと立ち上がり、きれいなシルエットができます。後頭部やこめかみの辺りも同じように乾かしていきます。そして、根元が乾いたら、今度は上から下に向かって風を当たるように毛先に向かって乾かします。5本の指を使って髪を少量ずつつかみ、少し引っ張るようにして乾かすと、自然なストレートが完成します。
5.冷風をあてる
温かいままだとキューティクルが開いた状態です。そこで、最後に全体に冷風をあててキューティクルを引き締め、形状記憶させましょう。髪にしっかりと艶が出て、サラサラの髪に仕上がります。髪に癖がつくのは、一度温まった髪の毛が冷えたときです。きれいなシルエットで乾かし終わった後に熱を冷ますだけで、次の日の朝のスタイリング時間がぐっと短くなります。
6.ブラッシングをする
濡れた状態だと摩擦が起きやすいので、髪がしっかりと乾いた後に、初めてブラシを使います。ブラシは動物の毛や竹でできたものや、静電気が起こりにくい加工がしてあるものを使ってください。また、目が粗いものを選ぶと、髪の毛に優しいのでおすすめです。
7.まとめ
乾かす前の準備、乾かし方、そのあとのケア、ちょっとしたコツを掴むだけで、きれいな髪の毛を手に入れられます。なかなか毎日、すべてを守ることは難しいかもしれませんが、美髪を維持するためには、とても大切なことばかりです。習慣化して、髪をしっかりいたわってください。
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